大学院
教育研究の理念?目標
教育研究の理念
地球的規模で起こる変化に対応して人類の安定した存続?持続的社会を構築していくには、そのベースとして、まず、人間が自然を改造する価値観から、人間が自然と共生?共存する新しい価値観を創造していく必要があることが浮かびあがってきます。また、それらを支える科学技術は、科学技術一辺倒でなく、人間性のこもった科学技術、昔の言葉でいえば、道理でなければならないことも明らかです。このことを「理(ことわり)」とよび、人間と自然が共生?共存する価値観を「共生?共存の理」で創造します。
竞彩足球_足球彩票-现金网重点推荐は生物資源環境学の中で、「共生?共存の理」を極めるための教育研究を目標とし、自然の仕組みと生物の営みの双方から、生物の存続?持続、生物の多様性をテーマに「生物の理」を、資源の有限性、循環、環境容量をテーマに「自然の理」を、環境と人類の調和、食の安全?安心の社会システムの構築をテーマに「人間の理」を追求していきます。
3つの理は独立したものではなく、互いに重なる部分もあります。そしてこの学術は、これらの「理」の総合的理解の上で、人類の安定した存続?持続を目指すための、「共生?共存の理」を明らかとするという基本理念を持った学術です。その目指すところは、「生態系とのバランスの取れた生物生産、環境保全、食料増産」に関わる研究教育の創成です。これにより、従来の教育研究システムでは到達し得なかった、多面的な次元での新しい生物資源環境学的考え方を提示することができるのです。
教育研究の目標
基本理念を具現化する、すなわち、科学技術の進歩の著しい現在、地域社会や企業の中長期的な成長、発展、変革を担うことのできる資質を備え、かつ知的財産を生み、育てることのできる人材を養成し、今後益々要請される社会貢献、産学連携による地域貢献を行うために、新たな生物資源環境学の展開および高度専門教育研究を行う大学院生物資源環境学研究科を設置することとし、次の教育研究目標を掲げます。
- 学術研究を通じて「共生?共存の理」の精神を理解し、幅広い視野、豊かな創造力、先進的な知識と先端技術ならびに行動力を備えた有為な人材の養成。
(人的財産の育成) - 生命、環境、食料等の問題解決のための高度な学術研究の展開。
(知的財産の創造と集積) - 産学官の連携による地域産業の持続的発展に貢献。
(知的財産の具現化) - 社会人教育の提供、地域社会への発信、それを踏まえた国際的な研究教育の展開。
(人的?知的財産の普及)