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耕作放棄地に牛を放牧する取り組みがMRO北陸放送で放送されます(第1回放送終了)
2013年7月5日
動物管理学研究室(小木野瑞奈 助教)では、5年前より白山市木滑地区において耕作放棄地に放牧されている牛のストレス状態について調べています。この様子がMRO北陸放送の「月曜から絶好調(毎週月曜日、夜7~8時)」で取り上げられます。
第1回の放送予定日は7月8日で、今後何度か放送される予定です。放送予定が決まり次第逐次お知らせします。
番組HPはこちら http://www.mro.co.jp/tv/z-kocho/index.html
【内容紹介】
近年、全国で耕作放棄地が増加しており、石川県も例外ではありません。そこで、耕作放棄地に電気牧策を張って牛を放牧するという取り組みが行われています。本学では、動物栄養学研究室において5年前から耕作放棄地へ牛を放牧し、栄養状態を調べる研究を行っています。牛に草を食べてもらうことによって、景観が良くなり、野生動物が来なくなるので作物を荒らすことも減り、牛を管理する農家にとっては餌代の削減になり、牛がいることによって人が集まり里山が活性化するなど、一石何鳥にもなる効果があります。また、放牧は牛にとって自由度が高く餌が豊富にある、動物福祉的にも良い飼い方と考えられます。そこで、動物管理学研究室では、耕作放棄地に放牧されている牛が畜舎にいるときのストレスを解消できていることを証明し、農家の方々に安心して牛を放牧に出してもらえるように研究を進めています。