- 研究トピックス
環境科学科の白井薫さん(生物資源工学研究所 環境生物工学研究室4年生)が優秀ポスター賞を受賞しました。
2019年9月2日
メタンは再生可能エネルギーとして注目を集めています。メタン発酵の実用化には,メタンを生産し終えた発酵残さ液(消化液といいます)の処理が課題です。そのため,メタン発酵は高価な廃水処理装置を備えた下水処理場でしか実用化されてきませんでした。そこで,環境生物工学研究室では,消化液の活用用途の間口を広げるべく,消化液の持つ植物病害抑制効果に注目した新しい活用法について,研究を進めてきました。今回は,その植物病害抑制効果に関して作用機序の一端を明らかにしたことが評価され,受賞に至りました。
受賞演題
「メタン発酵消化液による植物病原菌の生育抑制効果」
(白井薫,大川直人,田中栄爾,古賀博則,髙原浩之,楠部孝誠,河井重幸,馬場保徳)
2019年7月20-21日 日本生物工学会若手会(生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2019)於:琵琶湖国定公園白浜荘
学会ホームページ(表彰式の様子が掲載されています)
https://www.sbj.or.jp/division/young_activity_r1.html