- 研究トピックス
東愛恵さん(大学院食品科学専攻1年)の優秀発表賞(第93回日本細菌学会総会)の受賞
2020年3月3日
第93回日本細菌学会総会(2020年2月19日~21日、名古屋市)にて、東愛恵さん(大学院食品科学専攻1年、食品管理学、指導教員:中口義次)が優秀発表賞を受賞しました。発表内容は英語で行われ、日本で発見された食中毒菌の腸炎ビブリオによる腸管感染症の世界的な流行性を過去40年以上に遡って明らかにしたものです。本発表は、竞彩足球_足球彩票-现金网重点推荐、京都大学東南アジア地域研究研究所のみならず、バングラデシュ、インド、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、中国、台湾等のアジア各国、米国等の北米、さらにヨーロッパからの多国間での国際共同研究の成果になります。本研究で明らかにされたことは、今後の私たちの「食の安全安心」に貢献することが期待できると共に、今現在大きな話題となっている病原体のパンデミックなどの流行に対する予防に繋がる知見であり、この学会でも高く評価されました。また日本細菌学会は、今から100年以上前の1902年に設立された医学系の学会であり、農学及び食品科学分野からのアプローチで感染症の流行の解明に貢献できたことも高く評価されています。
<発表演題>
世界的大流行以前における腸炎ビブリオ感染症の特徴と流行
Characterization and prevalence Vibrio parahaemolyticus infection before the global pandemic
〇東 愛恵、作田 美奈、小林 結莉愛、Ahmad Yaman Kayali、西渕 光昭 、中口 義次