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生産科学科4年生の牛島健輔さんが第34回日本環境動物昆虫学会年次大会にて優秀講演発表賞を受賞
2022年12月19日
生産科学科4年の牛島健輔さん(指導教員:弘中満太郎准教授)が、第34回日本環境動物昆虫学会年次大会(2022年11月26日?27日)において、「なぜハネナガイナゴは轢死するのか:道路反射光が誘起する背光反応」というタイトルで発表を行い、優秀講演発表賞を受賞しました。牛島さんは、ハネナガイナゴが、道路のアスファルト舗装から反射した光が原因で、着地した道路から飛び去ることができず車にひかれてしまうこと(轢死)を実証しました。ハネナガイナゴは、石川県で準絶滅危惧種としてリストされている昆虫です。光との関係に着目したことで、昆虫の轢死という身近な事象から昆虫の未知の行動現象を明らかにできたことが高く評価され受賞に至りました。本研究成果は、動物行動学へ新知見を提供するだけでなく、反射光を低減する素材を使用した道路設計など、野生生物に配慮した新しい道路デザインの開発へ発展することが期待されます。