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博士前期課程2年の湊 律子さんが第2回環境化学物質3学会合同大会でナイスプレゼン賞を受賞しました
2023年6月15日
大学院博士前課程食品科学専攻2年の湊 律子さん(指導教員:西本壮吾准教授)が第2回環境化学物質3学会合同大会(5月29日~6月2日)において「多環芳香族炭化水素類(PAHs)の即時型アレルギー増悪リスク分析」というタイトルで口頭発表し、ナイスプレゼン賞を受賞しました。湊さんは、海洋中に存在する16種類のPAHsがヒト免疫細胞に及ぼす影響について評価しました。PAHsは、有機物質が不完全に燃焼や熱分解すると生成する化合物で、発がん性など健康への悪影響が疑われている物質です。本研究の結果、複数種のPAHsが存在することによって、即時型アレルギーを引き起こすきっかけとなるヒト免疫グロブリンEの産生が促進され、即時型アレルギー反応が増加する可能性が示唆されました。PAHsの継続的な生体取り込みは、あらゆる健康被害につながるリスクを有しています。今後の研究によって、環境中のPAHsと食物アレルギーや花粉症等の即時型アレルギー患者増加との関連性について評価を進めたいと考えています。
*即時型アレルギー:原因となる食べ物を食べて主に2時間以内に症状が出るアレルギー