- 環境科学科
客員研究員の小川弘司さんが2024年度日本雪氷学会北信越支部大会で大沼賞を受賞
2024年6月21日
環境科学科客員研究員の小川弘司さん(受入教員:藤原洋一准教授)が、2024年度日本雪氷学会北信越支部大会において、「白山千蛇ヶ池雪渓の長期モニタリングと雪面熱収支に関する研究」で大沼賞を受賞しました。
大沼賞は、「長年にわたる観測データの集録など雪氷に関する地道な貢献を行ったものなど」に贈られる賞です。
小川さんは、白山山頂付近にある千蛇ヶ池雪渓の長期モニタリングをおこない、本雪渓の面積や体積に減少トレンドが表れていること、雪面における熱収支の観測結果から、ある天候条件になる頻度に応じて年ごとの雪渓の大きさに違いが生じることなどを明らかにしました。
これらの研究成果は、わが国の山岳雪氷圏の変動の理解や高山生態系の将来予測に貢献することが期待されます。

千蛇ヶ池雪渓(2022年8月)

受賞した賞状
研究者情報